ひろさきにっき ④
つづき。
【5日目/最終日】
最終日は弘前から移動してお豆腐で有名な黒石市の上十川小学校で公演です。小学校に行く前に、黒石市長にご挨拶。黒石市を心から愛する素敵な方でした。市長室に案内され、皆着席。市長がやたら私に質問を投げ掛けてくると思ったら、やはりオームコヤノをバリ人と勘違いしていたご様子。
「ずいぶん日本語が達者で。」「東京生まれ東京育ちですから。」「??」そうですよね。バリ人に見えても仕方ありません。
皆に市長から沢山のプレゼント。私もちゃっかりこけしを頂いてしまいました。ありがとうございます。こけしは我が家に大切に飾らせていただきます。オームコヤノも黒石の美味しい水で造られた地酒を頂きました。
黒石市長、ありがとうございました。
みなさん、この着物姿のバリ人気になりませんか?そう、この人こそ津軽弁を流暢に操るバリ人、三上 Ketut ルンデグさんです。地元の人には「ケトゥトゥさん」、とか「けとう(毛藤?)さん」と呼ばれている呉服屋の主人です。
今回ヌサドゥアの子どもたちが日本に来日できたのは、このケトゥトゥさんのおかげなのです。このケトゥトゥさん、バリの文化を東北にも広めたいっ!と呉服屋の仕事の傍らトペンなどを踊りに老人ホームを訪問したりしているそうです。津軽弁が話せるバリ人、かっこいいです。これからも頑張ってください!応援しています!
その後、上十川小学校へ。
楽器搬入が終わった後、私とオームコヤノは小学校前の神社へお参り。なんと!狛犬ならぬ狛馬?が!
さてさて、上十川小学校の子どもたちは、今回の公演をずっと前から準備してくれていたようで、入り口には日本とインドネシアの国旗が飾られていました。体育館へはいると、ステージ上には大きな横断幕。「Selamat datang di Kuroishi」
バリの子どもたちの公演の後には、お礼に上十川小学校に伝わる伝統の獅子踊とお囃子を公演してくれました。
ミニコントを挟んだ上十川小学校の年中行事の紹介や質問コーナーなど、微笑ましい温かい交流会でした。最後には皆で輪になって踊り、またまたプレゼントを頂きました。上十川小学校の児童たちが育てたリンゴでつくった特製リンゴジュースと、金魚ねぷたです。みんなありがとう〜!
この後、小谷野運送は名物、奥瀬商店の黒石豆腐をお土産に、岐路につきましたとさ。
ひろさきにっき、おしまい。